I LOVE YOU ~BALLADE BEST

尾崎豊 I LOVE YOU ~BALLADE BEST歌詞
1.ダンスホール

作詞:尾崎豊
作曲:尾崎豊

安いダンスホールはたくさんの人だかり
陽気な色と音楽と煙草の煙にまかれてた
ギュウギュウづめのダンスホール しゃれた小さなステップ
はしゃいで踊りつづけてる おまえを見つけた

子猫のような奴で なまいきな奴
小粋なドラ猫ってとこだよ
おまえはずっと踊ったね

気どって水割り飲みほして
慣れた手つきで 火をつける
気のきいた流行文句(はやりもんく)だけに
おまえは小さく うなづいた
次の水割り手にして
訳もないのに 乾杯
こんなものよと 微笑んだのは
たしかに つくり笑いさ

少し酔ったおまえは 考えこんでいた
夢見る娘ってとこだよ
決して目覚めたくないんだろう

あたい グレはじめたのは ほんの些細なことなの
彼がいかれていたし でも本当はあたいの性分ね
学校はやめたわ 今は働いてるわ
長いスカートひきずってた のんびり気分じゃないわね
少し酔ったみたいね しゃべり過ぎてしまったわ
けど 金がすべてじゃないなんて
きれいには言えないわ

夕べの 口説き文句も忘れちまって
今夜もさがしに行くのかい
寂しい影 落としながら

あくせくする毎日に 疲れたんだね
俺の胸で眠るがいい
そうさおまえは孤独なダンサー


2.群衆の中の猫

作詞:尾崎豊
作曲:尾崎豊

悲しみの色に 塗りつぶされて行く黄昏の街
家路を辿る人ごみの中
愛だけたよりに 雑踏の中に君を探している
時々君を見失いそうになる きらびやかな街に
君は目を奪われている
上手に笑っても 君の瞳に僕が映らないから

誰も少しずつ 生き方を変えて行くけど
求める愛の姿は変わらないから
輝き失わぬ様
君らしく 生きて欲しいから

やさしく肩を抱き寄せよう
君が悲しみにくれてしまわぬ様に
やさしく肩を抱き寄せよう

群衆にまぎれ込んだ 子猫の様に
傷ついて路頭 さまよい続けているなら
ねえここへおいでよ 笑顔を僕が守ってあげるから
突然降り出した雨から 君をつつむ時
僕のせいで 君が泣くこともあるだろう

僕の胸で泣いてよ
何もかも わかちあって行きたいから

やさしく肩を 抱き寄せよう
雨に街が輝やいて見えるまで
やさしく肩を 抱き寄せよう

何を求めて人はさまようのだろうか 君も僕もこの街の中で
もうおびえないで 君らしく輝いて欲しいから

やさしく肩を 抱き寄せよう
君が悲しみにくれてしまわぬ様に
やさしく肩を 抱き寄せよう
こんなに君を愛しているから


3.ドーナツ・ショップ

作詞:尾崎豊
作曲:尾崎豊

あの頃僕が見ていた ガード・レール越しの黄昏
君の言う どうでもいいことに 心奪われてた
空の色を すこしだけ口にしても 本当は
コンクリートの街並が さみしいんだよって
うつむいた

僕は探しつづけてる

ドーナツ・ショップに流れる 音楽に足を止め
今日の君は 泣きたい気分なのと 目をふせてた
人や車の流れを自分のさみしさの様に見ていた
ねえ 僕らの感じることは
これだけのことなの

君は探しつづけてる

スタンドの油だらけの壁と 同じくらい黄昏た街
僕は何度も つぶやいた
本当は 何もかも違うんだ
わかってよ

僕は探しつづけてる


4.I LOVE YOU

作詞:尾崎豊
作曲:尾崎豊

I love you 今だけは悲しい歌聞きたくないよ
I love you 逃れ逃れ 辿り着いたこの部屋
何もかも許された恋じゃないから
二人はまるで 捨て猫みたい
この部屋は落葉に埋もれた空き箱みたい
だからおまえは小猫の様な泣き声で

きしむベッドの上で 優しさを持ちより
きつく躰 抱きしめあえば
それからまた二人は目を閉じるよ
悲しい歌に愛がしらけてしまわぬ様に

I love you 若すぎる二人の愛には触れられぬ秘密がある
I love you 今の暮しの中では 辿り着けない
ひとつに重なり生きてゆく恋を
夢みて傷つくだけの二人だよ
何度も愛してるって聞くおまえは
この愛なしでは生きてさえゆけないと

きしむベッドの上で 優しさを持ちより
きつく躰 抱きしめあえば
それからまた二人は目を閉じるよ
悲しい歌に愛がしらけてしまわぬ様に


5.Teenage Blue

作詞:尾崎豊
作曲:尾崎豊

埃っぽい街 壁に登って Teenage Blue
ハーモニカ吹けば 淋しい街のノイズに合う
静かな Rock'n'Roll & Blues
一本の煙草を吸いつくすまでに
どれくらい時を無駄にできるか 賭けよう
知らない顔でいる君を見てる 悲しいまでの僕
何もかも 燃えてしまえばいい

抱きしめてよ 震えてる心
愛を捜して さまよってるから
変わらないもの 街にはないけど
それでもいいよ 抱きしめてほしい
静かな Rock'n'Roll & Blues 聞いていたい

ドラッグにチョコレート そしてRock'n'Roll
足元に舞う風のように 恋に落ちては枯れてしまう
静かな Rock'n'Roll & Blues
思い浮かべてた あの頃の笑顔を
あの頃傷つけ合った 心の痛みを
ほら坂道で歌う 少女の夢のよう
一日の終わり 燃えてる

抱きしめてよ 震えてる心
愛を捜して さまよってるから
変わらないもの 街にはないけど
それでもいいよ 抱きしめてほしい

静かな Rock'n'Roll & Blues 聞いていたい


6.LONELY ROSE

作詞:Yutaka Ozaki
作曲:Yutaka Ozaki

一晩中僕らは 恋のゲームに酔いしれて
次の朝には甘いコーヒーで目を覚ます
ねぇ 覚えているかい 昨夜の約束
そうだね 今夜また君に会えそうさ
過ぎ行くままに 見つめていると 息も止まりそうさ 小さな嘘を
許し合おうか 何処かに捨ててしまおうか
雨の日は二人で 雨音に歌わせた
今夜また何処かで 安らかに夢見るの

グラスににじんだ小さな涙を飲み干して
二人の夜には甘い歌を分け合うように
ねぇ 優しさだけじゃ二人を包めないから
信じているとだけ答えてよ
自由になれた 心はまるで 踊り疲れた天使のくちづけのような寂しさ
分かり合えるまで 強く抱きしめていようか
雨の日は二人で 雨音に歌わせた
雨音に打たれて 安らかに夢見るの

ときめく胸の奥には 何時もおきまりの寂しさまじりの笑顔
そんな無口な笑顔を見つめると 静かに時が流れてく
君を抱きしめたいよ 柔らかな温もりに触れながら
くちづけたいよ 心を包んで離さない
過ぎ去った日々 何時までも思い出さないで
雨の日は二人で 雨音に歌わせた
今夜また何処かで 安らかに夢見るの
雨の日は二人で 雨音に歌わせた
雨音に打たれて 安らかに夢見るの


7.OH MY LITTLE GIRL

作詞:尾崎豊
作曲:尾崎豊

こんなにも騒がしい街並に たたずむ君は
とても小さく とても寒がりで 泣きむしな女の子さ
街角のLove Song 口ずさんで ちょっぴりぼくに微笑みながら
凍えた躰 そっとすりよせて 君は口づけせがむんだ
Oh My Little Girl 暖めてあげよう
Oh My Little Girl こんなにも愛してる
Oh My Little Girl
二人黄昏に 肩寄せ歩きながら
いつまでも いつまでも 離れられないでいるよ

君の髪を 撫でながら ぼんやりと君を見てるよ
甘えた声で 無邪気に笑う ぼくの腕に包まれた君を
Oh My Little Girl 素敵な君だけを
Oh My Little Girl こんなにも愛してる
Oh My Little Girl
冷たい風が 二人の躰すり抜け
いつまでも いつまでも 離れられなくさせるよ

Oh My Little Girl 暖めてあげよう
Oh My Little Girl こんなにも愛してる
Oh My Little Girl
二人黄昏に 肩寄せ歩きながら
いつまでも いつまでも 離れないと誓うんだ


8.Mama, say good-bye

作詞:YUTAKA OZAKI
作曲:YUTAKA OZAKI

夜明けまであとすこし 俺はハイウェイを走る
疲れた心が 今過ぎ去る時を抱えてる
夜空に揺らめく 静かな星屑たちは生き急いでいる
その答え知るようだ
たった一人 こうして見つめてる
闇の中 明日が続くならば
溢れて零れる たった一粒の涙
星になった貴方の温もり 今でも覚えてる

貴方を覚えてきた 振り返ることもなく
夜のながさの片隅にだけ 暮らしを見つめながら
愛を育んで 費やした日々
休むことも知らず 生きる答えは何故
ねえ教えて ささやかな人生の願いは 一つでも叶ったの
誰にも見せぬように 一人零していた
貴方の涙を 今でも覚えてる

きっと人は やがて深い闇の中で
一人自由な 夢叶えて眠るのだろう
だからお眠りよ もう何も悲しまなくていい
貴方の残した人生は さよならの言葉さえ、聞けなかった
本当のさよなら ずっと夢みて その安らかな笑顔で


9.卒業

作詞:尾崎豊
作曲:尾崎豊

校舎の影 芝生の上 すいこまれる空
幻とリアルな気持 感じていた
チャイムが鳴り 教室のいつもの席に座り
何に従い 従うべきか考えていた
ざわめく心 今 俺にあるもの
意味なく思えて とまどっていた

放課後 街ふらつき 俺達は風の中
孤独 瞳にうかべ 寂しく歩いた
笑い声とため息の飽和した店で
ピンボールのハイスコアー 競いあった
退屈な心 刺激さえあれば
何でも大げさにしゃべり続けた

行儀よくまじめなんて 出来やしなかった
夜の校舎 窓ガラス壊してまわった
逆らい続け あがき続けた 早く自由になりたかった
信じられぬ大人との争いの中で
許しあい いったい何 解りあえただろう
うんざりしながら それでも過ごした
ひとつだけ 解っていたこと
この支配からの 卒業

誰かの喧嘩の話に みんな熱くなり
自分がどれだけ強いか 知りたかった
力だけが必要だと 頑なに信じて
従うとは負けることと言いきかした
友だちにさえ 強がって見せた
時には誰かを傷つけても

やがて誰も恋に落ちて 愛の言葉と
理想の愛 それだけに心奪われた
生きる為に 計算高くなれと言うが
人を愛すまっすぐさを強く信じた
大切なのは何 愛することと
生きる為にすることの区別迷った

行儀よくまじめなんて クソくらえと思った
夜の校舎 窓ガラス壊してまわった
逆らい続け あがき続けた 早く自由になりたかった
信じられぬ大人との争いの中で
許しあい いったい何 解りあえただろう
うんざりしながら それでも過ごした
ひとつだけ 解ってたこと
この支配からの 卒業

卒業して いったい何解ると言うのか
想い出のほかに 何が残るというのか
人は誰も縛られた かよわき子羊ならば
先生あなたは かよわき大人の代弁者なのか
俺達の怒り どこへ向うべきなのか
これからは 何が俺を縛りつけるだろう
あと何度自分自身 卒業すれば
本当の自分に たどりつけるだろう

仕組まれた自由に 誰も気づかずに
あがいた日々も 終る
この支配からの 卒業
闘いからの 卒業


10.永遠の胸

作詞:Yutaka Ozaki
作曲:Yutaka Ozaki

一人きりの寂しさの意味を 抱きしめて暮らし続ける日々よ
見つかるだろうか 孤独を背負いながら生きてゆく
心汚れなき証示す道しるべが
色々な人との出会いがあり 心かよわせて戸惑いながら
本当の自分の姿を失いそうな時 君の中の僕だけがぼやけて見える
ありのままの姿はとてもちっぽけすぎて
心が凍り付く時君を また見失ってしまうから
人はただ悲しみの意味を 探し出すために生まれてきたというのか
確かめたい 偽りと真実を 裁くものがあるなら僕は
君の面影を強く抱えて 何時しか辿り着くその答えを
心安らかに探し続けていてもいい いつまでも

受け止める術のない愛がある 消し去ること出来ぬ傷もある
忘れないように 全ての思い出が与えてくれた
心の糧を頼りに生きることを
そこには様々な正義があり 幸せ求めて歩き続けている
欲望が心をもろく崩してゆきそうだ
人の心の愛を信じていたいけど
人の暮らしの幸せはとても小さすぎて
誰一人 心の掟を破ることなど出来ないから
今はただ幸せの意味を 守り続けるように君を抱きしめていたい
信じたい 偽りなき愛を 与えてくれるものがあるなら
この身も心も捧げよう それが愛それが欲望
それが全てを司るものの真実 なのだから

断崖の絶壁に立つ様に夜空を見上げる
今にも吸い込まれてゆきそうな空に叫んでみるんだ
何処へ行くのか 大地に立ち尽くす僕は
何故生まれてきたの
生まれたことに意味があり 僕を求めるものがあるなら

伝えたい 僕が覚えた全てを 限り無く幸せを求めて来た全てを
分け合いたい 生きてゆくその全てを
心に宿るもののその姿を ありのままの僕の姿を
信じてほしい 受け止めてほしい
それが生きてゆくための愛なら 今 心こめて

僕はいつでもここにいるから 涙溢れて何も見えなくても
僕はいつでもここにいるから


11.MARRIAGE

作詞:Yutaka Ozaki
作曲:Yutaka Ozaki

埃まみれの都会の空 独りきりの寂しさの訳
探しながら二人は出会った
背負い切れぬ悲しみの数 互いの笑顔の作り方
積木のように重ねて過ごした
人は誰も心の中に何かを
隠し続けているものだけれど
過ぎ去った時よりも 今は君のこと 愛している
それが俺の答えだから
I wanna marry you 諦めないから
I wanna marry you
傷んだ心に 君が泣かぬように

壊れた愛の傷跡が 二人を悲しく包む
愛はとてももろいものだと
手探りの優しささえも 見つけられなくなる時に
愛が冷めてしまいそうだから
二人の幸せ 描けるものだとしても
何も語らず寄り添う姿だけだから
ひとつひとつを 覚えておいてほしい
愛を償いながら二人は生きてる
I wanna marry you 諦めないから
I wanna marry you
終わりのない 優しさの始まり

I wanna marry you 諦めないから
I wanna marry you
傷んだ心に 君が泣かぬように


12.Forget-me-not

作詞:尾崎豊
作曲:尾崎豊

小さな朝の光は 疲れて眠る愛にこぼれて
流れた時の多さに うなずく様に よりそう二人
窓をたたく風に目覚めて 君に頬をよせてみた

幸せかい 昨晩のぬくもりに
そっとささやいて 強く君を抱きしめた

初めて君と出会った日 僕はビルのむこうの
空をいつまでも さがしてた
君がおしえてくれた 花の名前は
街にうもれそうな 小さなわすれな草

時々愛の終りの悲しい夢を 君は見るけど
僕の胸でおやすみよ 二人の人生 わけあい生きるんだ
愛の行く方に答はなくて いつでもひとりぼっちだけど

幸せかい ささやかな暮らしに
時はためらいさえも ごらん愛の強さに変えた

時々僕は無理に君を 僕の形に
はめてしまいそうになるけれど
二人が育くむ 愛の名前は
街にうもれそうな 小さなわすれな草

行くあてのない街角にたたずみ
君に口づけても

幸せかい 狂った街では
二人のこの愛さえ うつろい踏みにじられる

初めて君と出会った日 僕はビルのむこうの
空をいつまでも さがしてた
君がおしえてくれた 花の名前は
街にうもれそうな 小さなわすれな草


13.四月の雨


14.小さなアートショップ


15.もうおまえしか見えない

作詞:尾崎豊
作曲:尾崎豊

語り草 夏の夢恋なんてと 笑いとばしてみても
おまえの姿 やきついたまま 消せやしないで 強がってるおいら
ばかだよ サヨナラも うまくいえず
ばかだよ 恋の中 落ちたままで
そうさ 愛の影ばかりをつかもうとして 心のカギをなくしちまったんだ

だけど 信じておくれよ baby baby
まわり道 まわり道 したけれど
信じておくれよ baby baby
もう おまえしか 見えない おいらさ

少しの金と ちっぽけな心を 愛に置きかえてみても
さみしくなるのは わかっていたのに
なにもできないで 強がってるおいら
ばかだよ 町の光に酔いしれて
ばかだよ ふざけ気分のままでいたよ
そうさ 心の言葉さえも持たないで おまえの心を悲しませたんだ

だけど 信じておくれよ baby baby
まわり道 まわり道 したけれど
信じておくれよ baby baby
もう おまえしか 見えない おいらさ